皆様は技術士制度というものをご存じでしょうか。技術士制度は、科学技術に関する知識と高等の専門的応用能力を持つ技術者の育成を目的とする国による資格制度です。
この記事では、色々とある技術士試験の中からSDGsなどで環境が注目されていることから、環境部門に絞ってお伝えしていきます。
それでは早速、技術士試験の説明から入っていきます。
技術士試験では、技術士第一次試験に合格すると、収集技術者、技術士補になれ、技術士第二次試験に合格すると、晴れて技術士の資格を得ることが可能です。
技術士には、機械部門、船舶・海洋部門、航空・宇宙部門、電気電子部門、化学部門、繊維部門、金属部門、資源工学部門、建設部門、上下水道部門、衛生工学部門、農業部門、森林部門、水産部門、経営工学部門、情報工学部門、応用理学部門、生物工学部門、環境部門、原子力・放射線部門、総合技術監理部門(第二次試験のみ実施)と多数の部門があります。
これら全部について説明すると非常に長くなってしまうので、今回は地球温暖化やSDGsなどで環境がすごく注目されていることから、環境部門に絞って、環境部門の技術士についてお伝えしていきます。
次の見出しでは環境部門の技術士の実際の業務について見ていきましょう。
環境部門の技術士になれたら、仕事は何があるのかが気になりますね。
環境部門の技術士は、コンサルタントとして自営するか会社に勤務して、主として公共事業が環境に及ぼす影響、動植物の生態に及ぼす影響を調査しアドバイスする人が多く、残りの方は建設会社や製造業を営む企業に直接勤務して、建物や工場、製品などが環境に及ぼす影響、動植物の生態に及ぼす影響を調べることが仕事です。
どちらの場合でもルーティンワークと呼ばれる仕事の決まった流れはほとんど無く、技術士は専門家といえども、素人にアドバイスするためには個々のケースに寄り添った調べものが多く、モチベーションを高く保っていかないといけません。
ですがこの仕事は、上述した通り地球温暖化やSDGsなどで環境がすごく注目されているので、これからの将来にはかなり役に立つものになり求人にも影響が出そうです。そういった意味でやりがいは感じられるのでモチベーションの面は問題なさそうです。
ぜひ技術士の環境部門の資格をゲットして、自分に自信をつけるとともにこれらの仕事に就きましょう。
次に環境部門の試験の詳細とそれに対する対策を見ていきましょう。
令和5年度で二次試験の合格率を比較すると、部門全体の合格率の平均が11.8%なのに対して環境部門の合格率は10.9%です。環境部門は他の部門よりも少し難易度の高い試験であるといえます。10人に1人くらいの合格率ですね。
試験の対策ですが、とりあえず参考書からやるのがお勧めです。そこで知識を蓄えたのちに、過去問を何度もやって解けるようにしておきましょう。環境部門の過去問は日本技術士会のホームページで公開されています。
これも非常に大切なのが、二次の筆記試験の対策です。二次の筆記試験は論文形式の試験となっているので、一次試験対策などで身に着けた環境への理解だけではなく、試行錯誤しながら自分の論文作成技術を高めていく必要があります。こればかりは独学では苦しいものもあるので、思い切って技術士試験対策講座の論文添削サービスを活用するのがおすすめです。多数の講座が用意されているのでいろいろと調べてみて、コストパフォーマンスの良い講座を上手に選べば6万円くらいで、対策には十分な回数の添削を受けることが可能です。
技術士制度は、科学技術に関する知識と高等な専門的応用能力を持つ技術者の育成をするための国による資格制度です。数ある部門の中で、地球温暖化やSDGsなどで環境がすごく注目されているので、環境部門が一押しですが、環境部門は他の部門よりも少し難易度の高い試験であるといえます。
試験の対策ですが、とりあえず参考書からやるのがお勧めです。二次の筆記試験は論文形式の試験なので、技術士試験対策講座の論文添削サービスを活用するのがおすすめです。
皆様もこの記事を参考に技術士の道も考慮してみてはいかがでしょうか。そして技術士資格を取ろうと決意した方には、この記事が少しでもお役に立てると幸いです。